J Magazine August 2022
日頃より当クラブをご愛顧いただきありがとうございます。
J STRUCTの伊藤です。当クラブの会員様をはじめ、体験者様、ビジター様など関わる全ての方々に向けて、テニスにおける「なるほど!」という情報を、月に一度お届けしております。
さて、今回は「ダブルスパートナーについて知っておくべきこと」というテーマで、私が普段意識していることをいくつかご紹介したいと思います。
ダブルスではどんな人とペアを組んでも勝てるようになりたいですよね。
しかしながら、組んだことのない人とペアを組む時はどこかリズムが掴みづらく、思い通りのプレーができなくなったりするものです。
その大きな原因としてはパートナーのショットのコースや守備範囲が分からないことにあります。
パートナーのことを知ることは、自分の動きや反応の速さを高めることができるという点において、とても大切です。
①リターンはフォアとバックどちらが苦手か
パートナーのリターンの精度によって自分の守備範囲を変化させる必要があります。
例えば、パートナーがバックハンドリターンが苦手でクロスへ返球できず前衛に捕まることが多い場合は、相手のサーブがパートナーのバックハンドに来た瞬間、前衛である自分は相手の前衛が打つボレーをキャッチングできるよう構えておく必要があります。
また、ポイント間の打ち合わせで、「サーブがバックに来たらロブを上げる」という話をしておけば、相手のサーブがパートナーのバックハンドに来た瞬間、相手からのスマッシュのキャッチングができるようすぐに下がることができます。
②サーブのスピード
パートナーのサーブのスピードによって、リターンが返ってくるタイミングが変わってきます。
サーブのスピードが、日頃組んでいるパートナーと大きく差がある場合に、この点を意識できていないとボレーのミスを連発してしまいます。
相手のリターンが前衛である自分に返ってくるとして、サーブ(パートナー)・リターン(相手)・ボレー(自分)のリズム感を意識していただけると良いかと思います。
パートナーのサーブのスピードが速ければ速い、遅ければ遅いリズムをイメージして、それに合わせてステップを踏むことができるとタイミング良くボレーができます。
③ストロークとボレーどちらが苦手か
パートナーがストロークが苦手な場合、自分ができるだけ後衛でプレーするようにし、もしどうしてもパートナーが後衛になってしまう場合は、早い段階で自分がポーチに出るなどしてラリーを長引かせないようにします。
パートナーがボレーが苦手な場合、自分ができるだけ前衛でプレーするようにし、もしどうしてもパートナーが前衛になってしまう場合は、パートナーに厳しいボールが行かないよう、自分がストロークで質の高いボールを打てるようにします。
上記①②③は、予めパートナーと話しておくと良いと思います。
パートナーや自分達のことを理解することで、次第にポイントを落とすパターンも予測ができ、ある程度の失点を想定内に入れられるので、ストレスが軽減できます。
やはりパートナーとのコミュニケーションが大切であることに間違いはありませんので、その点もしっかりと意識していきましょう。
いかがでしたでしょうか。今回の「J Magazine」も皆様に少しでも楽しんでいただけていますと嬉しいです。
よくわからなかった方やもっと深堀りして聞きたい方は、是非またレッスンにお越しいただき、コーチへご質問いただけたらと思います。
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