J Magazine 2021,August

効果的なウォーミングアップ|平 純一朗|PT × JSPO-AT|note

J STRUCTの伊藤です。

当クラブの会員様をはじめ、体験者様、ビジター様など関わる全ての方々に向けて、テニスにおける「なるほど!」という情報を、月に一度お送りさせていただいております。

今月は『ウォーミングアップ』についてお話をさせていただきます。

皆さんは、大会の初戦で思い通りのプレーができなかった経験はありませんか?初戦の1ゲーム目からベストパフォーマンスができた時と、思い通りのプレーができなかった時は割合的にどちらが多いでしょうか?お客様からの質問で多いのは、試合の立ち上がりや大会の初戦でうまく調子が上がらない時にどうしたらよいか?というものです。

私の答えは「しっかりとウォーミングアップをする」ということになります。

ほとんどの方が、大会の初戦や試合の序盤が大切であることは分かっていると思います。しかしながら、しっかりとウォーミングアップをしていない方が多いのではないでしょうか。実際には、ウォーミングアップをしていたとしても思い通りのプレーができないことはありますが、少しでも良いプレーができるよう、やはりウォーミングアップは必要だと思います。

そこで私なりのウォーミングアップの手順をまとめましたので、ご参考にしていただけたらと思います。

①人目につかない場所で行う
恐らく、大会会場でしっかりとウォーミングアップをしている人はほとんどいないでしょう。そんな中、自分だけがウォーミングアップをするのは恥ずかしいと思います。人目につかず、ある程度走ったり素振りをしたりできるスペースのある場所を、予め会場内で探しておきましょう。

②身体を動かす
実際に走ったりストレッチをしたりします。ここで言うストレッチとは主に動的ストレッチのことを言い、反動やはずみを使って筋肉や関節の動きを良くする運動のことです。以下にジュニアチームが練習前に行っているものを大まかに記載します。

ジョギング→サイドステップ→スキップしながら太もも上げ→スキップしながら腕回し→太ももの裏を伸ばしながら歩く→股関節を回しながら歩く→足を前後に大きく開いて反動をつけたストレッチ→片足で弾みながら太もも上げ

ここから更に良い状態にするためには、3メートル程度の短いダッシュをしたり、フットワークトレーニングをするのもよいでしょう。しっかりと身体が温まったら、疲労が溜まっている箇所や筋肉を入念に伸ばしたい箇所を、静的ストレッチでゆっくりと伸ばします。

③ラケットを持ってイメージトレーニング
②で身体はかなり温まっており、関節の動きも良くなっていると思います。その状態をしっかりと作れたら実際にラケットを持って素振りをしましょう。その時にできるだけ試合をイメージして、ステップを入れながら素振りをすることをお勧めします。
私のお勧めは、サーブ→フォア→バックや、リターン→フォア→ボレーなど、サーブ(リターン)からのスムーズな動きを確認しながら素振りをすることです。もし、会場内に壁打ちができる場所があれば、壁打ちで各ショットの確認をすると良いと思います。

いかがでしたでしょうか。
今回の内容が皆様のレベルアップに少しでも役立ちますと嬉しいです。

よくわからなかった方やもっと深堀りして聞きたい方は、是非またレッスンにお越しいただき、コーチへご質問いただけたらと思います。

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今後ともJ STRUCTを宜しくお願いいたします。

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