J Magazine October 2022
日頃より当クラブをご愛顧いただきありがとうございます。
J STRUCTの伊藤です。
当クラブの会員様をはじめ、体験者様、ビジター様など関わる全ての方々に向けて、テニスにおける「なるほど!」という情報を、月に一度お届けしております。
さて、今回は前回に引き続き「道具の選び方について 第2弾」というテーマで、お伝えできたらと思います。
テニスという競技は、様々な環境に順応してプレーをしなければならないスポーツです。
これまでの「J Magazine」でも、暑さ対策や強風対策、雨天対策など様々な環境下でどのようなプレーをしたらよいのかについてお伝えしてまいりました。
今回は「環境に合わせた道具選び」という視点でお伝えし、皆様がどんな環境下でも速く動き、力強いボールを、正確にコントロールできるようになっていただきたいと思います。
①シューズ
主に、オールコート用とオムニ・クレー用の2つに分けられます。
ここで多いのが、オールコート用を砂入り人工芝で使用してしまい、足が滑りすぎて動きが遅くなったり、強い球を打てなくなってしまうケースです。
実は、オールコート用は基本的にハードコートで使用するものですので、砂入り人工芝でプレーをする場合はオムニ・クレー用を使用しましょう。
オムニ・クレー用は靴底がツブツブやギザギザした形状になっており、滑りやすい砂入り人工芝でもギュ!と踏ん張りやすくなっています。
また、使用期間が長くなってくると靴底が擦り減ってきて、だんだんと滑りやすくなってきますので、もしそれが気になってきたら買い替えをおすすめします。
更に、同じ砂入り人工芝でも、コートによっては芝の長さや砂の量などのバランスにより滑りやすかったり、滑りにくかったりします。
ですので、靴底が擦り減って滑りやすくなった古いシューズも、捨てずに保管しておき、「ここのコートは芝が長くて(砂が少なくて)滑りにくいな」と思ったら、古いシューズに履き替えてみてもいいと思います。
因みに私は、ギュ!と踏ん張る感覚が好きなので、新しいシューズを試合用として保管し、普段の練習では多少擦り減ったシューズでも節約して使用していました。
また、オムニ・クレー用をハードコートで使用すると靴底が擦り減ってしまうので、オールコート用をもう一足保管していました。
より速く、より力強く動くためにも、コートや状況に合わせたシューズ選びをおすすめします。
②グリップテープ
今回はウェットタイプとドライタイプに絞ってお伝えします。
ウェットタイプの表面はツルツルしており、握ると手のひらに貼りつく感覚があります。
一方、ドライタイプの表面はサラサラとしていますが、湿ってくるとギュ!と握りやすくなります。
体質的に乾燥肌の方は、ウェットタイプを使用したほうがグリップを滑らせることなく使用できると思います。
ウェットタイプは、使用するにつれて表面が摩耗し、サラサラと滑りやすくなってきますので、それが気になってきたら巻き替えをおすすめします。
体質的に手のひらに汗をかきやすい方がウェットタイプを使用すると、グリップが汗で滑りやすくなり、それが気になってラケットを振り抜けなくなってしまいます。
そんな方は、ドライタイプを試していただくことをおすすめします。
上述のように、ドライタイプは湿ってくると握りやすくなりますので、特に夏場や湿度が高い日など、汗をかきやすい環境下ではドライタイプを使用してみてください。
グリップが滑ると、必要以上の力で握ってしまい、力みの原因になります。
グリップの「滑り」は不調の原因になりやすいので、ウェットタイプでもドライタイプでも、調子が悪い日はグリップテープを新しく巻き替えてみましょう。
因みに私はウェットタイプの愛用者なのですが、できるだけグリップの力みを無くすために、毎試合、新品に巻き替えていました。
余計な力みを無くし、思い通りのスイングができるよう、是非ご自身に合ったグリップテープを探してみてください。
今回はシューズとグリップテープについてお話しさせていただきましたが、大事なのは色々な道具を試してみることだと思います。
「あまり大した違いはないだろう」と思っていて、実際に試してみてその違いに驚くことがよくありますので、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
いかがでしたでしょうか。
今回の「J Magazine」も皆様に少しでも楽しんでいただけていますと嬉しいです。

よくわからなかった方やもっと深堀りして聞きたい方は、是非またレッスンにお越しいただき、コーチへご質問いただけたらと思います。
★10/10特別貸切レッスン締め切りのお知らせ★
今回、「J STRUCT特別貸切レッスン」と題しまして、団体様向けに貸切レッスンを企画させていただきましたが、満員につきお申込みを締め切らせていただきます。
また次回も企画させていただきたいと思っておりますので、今回ご興味を持っていただいておりました方々は、是非次の機会にお申込みください!
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当クラブでは、ご希望のクラスに在籍して毎週受講いただくコースの他に、ご希望のクラスのレッスンをビジター(単発)で受講いただけるシステムがございます。
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詳しくはフロントまでお問い合わせください。
今後も皆様のテニスに役立つ内容を発信できるよう努めてまいりますので何かリクエストがございましたら是非お申し出ください。
今後ともJ STRUCTを宜しくお願いいたします。