J Magazine November 2022
日頃より当クラブをご愛顧いただきありがとうございます。J STRUCTの伊藤です。
当クラブの会員様をはじめ、体験者様、ビジター様など関わる全ての方々に向けて、テニスにおける「なるほど!」という情報を月に一度お届けしておりますが、今月は番外編として「熊谷コーチとの出会い」についてお話したいと思います。
2021年1月からJ STRUCTに熊谷コーチが入社し、もうすぐ2年が経とうとしていますが、現在では沢山の会員様から愛される、当クラブには欠かせない存在となってくれています。
私と熊谷コーチはジュニア時代からの付き合いであり、それぞれ全く違う道を辿り、最終的に今同じ職場の仲間として毎日一緒に働いているというご縁があります。
そんな熊谷コーチとの出会いを、私の目線からフェーズ毎にお話したら面白いのではないかと思い、書いてみましたのでご興味のある方はこのまま読み進めていただけましたら嬉しいです。
①怖い!強い!熊谷君!
初めて出会ったのは12歳頃で、私はまだ九州大会の経験が浅く、試合会場の雰囲気が怖くて仕方ありませんでした。
そんな中、コート上で一際目立っていたのが、私より一学年上の当時の熊谷君でした。
彼は程良く伸びた天然パーマにパッチリとした眼差しでかなりイケイケな雰囲気を醸し出しており、ヘッドホンで音楽を聴きながらノリノリでコートに入場し、試合が始まったかと思うとグランドスラムでも始まったのかと思わせるほどの感情表現と、ミニチュア版のプロのような見事なプレーで相手を圧倒していました。
私が九州大会でそこそこ勝てるようになってからも、トップには必ず彼が立ちはだかっていましたので、彼が出場している九州大会で優勝したことはありませんでした。
私は、その頃から怖かった彼とも少しずつ話せるようになりましたが、“イケイケの兄貴分にいじられる“感じで、ビクビクしながらも仲良くしてもらっていました(笑)
その後、彼は全国大会でも上位に入り、日本代表選手として錦織選手と共に世界大会に出場し、準優勝しました。
②好青年!ムネトシ!
彼はオーストラリアの高校に留学し、私は彼のいない国内で高校、大学のトップを目指してひたすら頑張っていました。
そして、私は大学3年時に日本一となり、大学4年時のインカレで久しぶりに彼に再会しました。
私は何故か彼のことを“熊谷君“ではなく“ムネトシ“と呼ぶようになっており、彼と対等に話ができている自分に気がつきました。
久しぶりに会った彼は、当時のイケイケな雰囲気は全くなく、「潤ー!お前、早稲田のエースになっていてすげーな!」と純粋な眼差しで私のことを称えてくれました。
私はその時、彼が留学中に経験したであろう沢山の苦労に思いを巡らせつつ、久しぶりに見る彼のエネルギッシュなプレーに懐かしさを感じました。
③同志!熊谷コーチ!
大学卒業後はそれぞれが社会人となり、別々の実業団チームに所属しながらも、いつの間にか時々連絡を取り合うようになり、お互いの価値観や夢を語り合う仲になっていました。
先にテニスコーチに転身したのは彼のほうで、私は時々彼の近況報告を聞きながら、「いつか一緒に仕事をしよう」と、未だにサラリーマンの身分でありながらも勧誘していたのを覚えています。
その数年後、私も会社を退職し、有難いご縁のお陰で「J STRUCT」を立ち上げることができました。そして、創立して約1年が経った頃、彼に正式に入社のオファーをしましたが、キッパリと断られてしまいました。しかしながら、私の心の中には“この人しかいない“という揺るぎない思いがあり、諦めずにしつこく粘り強くオファーを重ね、最後には私の思いが通じたのか、入社を決断してくれました。
今では皆様ご存知の通り、笑顔がとっても素敵な「熊谷コーチ」として、当クラブには欠かせない存在となってくれています。
いかがでしたでしょうか。今回の「J Magazine」も皆様に少しでも楽しでいただけていますと嬉しいです。よくわからなかった方やもっと深堀りして聞きたい方は、是非またレッスンにお越しいただき、コーチへご質問いただけたらと思います。
★ビジター(単発)受講のお知らせ★
当クラブでは、ご希望のクラスに在籍して毎週受講いただくコースの他に、ご希望のクラスのレッスンをビジター(単発)で受講いただけるシステムがございます。お忙しい中でも限られた時間で質の高いレッスンを受けたい方には特にお勧めしております。また、ビジターにてご受講いただきました当日は、レッスンの合間の空いているコートをフリーコートとして無料でご利用いただけます。詳しくはフロントまでお問い合わせください。
今後も皆様のテニスに役立つ内容を発信できるよう努めてまいりますので何かリクエストがございましたら是非お申し出ください。今後ともJ STRUCTを宜しくお願いいたします。