J Magazine 2021,July
日頃より当クラブをご愛顧いただきありがとうございます。
J STRUCTの伊藤です。
当クラブの会員様をはじめ、体験者様、ビジター様など関わる全ての方々に向けて、テニスにおける「なるほど!」という情報を、月に一度お送りさせていただきます。
今回は私が現役時代に行っていた『熱中症対策』を中心にお話をさせていただきます。
■ 基本的な準備
当たり前のことかもしれませんが、バランスの良い食事と睡眠時間の確保が大切です。私はできるだけ8時間以上の睡眠をとるよう意識していました。
①服装
ウェアは白などの直射日光の熱を吸収しにくい物にしていました。それに加え、帽子とサングラスの着用でかなり体感温度が下がりますので、一度試してみる価値はあります。私はサングラスが苦手でしたので、現役時代は着用していませんでしたが、現在は慣れたのでレッスン中のサングラスは夏場の必需品となっております。
そして日焼け止めクリームも効果的だと思います。これは社会人になって塗るようになり気がつきました。
②日陰の確保
空き時間はできるかぎり直射日光を避け、試合中もチェンジコートでは必ず日傘を指します。
私は冷房が好きなので、まとまった空き時間は室内で過ごしますが、試合時間が近づくとあらかじめ室内から出て、日陰で徐々に外気温に体を慣らすことも意識していました。
③体を冷やす
ここが疎かになっている方が多いです。私は大きいサイズの氷のうを2つ準備し、額と首の裏をとにかく冷やしていました。氷のうは布製ではなくゴム製の物がおすすめで、空気を抜いて使うと密着度が上がってかなり気持ちがいいです。
もしくはハードタイプのクーラーボックスに氷水をいっぱいにしておき、「セーム」と言われる水泳用のタオルを浸けて、程良く絞りながら額に当てるのもオススメです。暑さが最高潮の時は頭の上で氷水に浸かっていたセームを絞ると最高に気持ちがいいです。
④水分・塩分補給
ドリンクはどんなものがいいのか、これは色々な意見がありまして、追い求めれば特製ドリンクを手作りするのがベストです。しかし、かなり手間がかかると思いますので、私が日本代表の合宿で教わったのは、「美味しい」と感じている間はスポーツドリンクを飲み、甘すぎて美味しく感じない時は水を飲む、というものです。スポーツドリンクはナトリウム(塩分)濃度が100mlあたり40〜80mgのもの(例:ポカリ、アミノバリュー等)が適切とされています。
これを試合中に飲むだけでなく、試合の1時間程度前から小まめに飲み、翌日も試合がある場合は試合後も小まめに飲みます。
それから、朝食時の味噌汁は必ず飲むようにしていました。特に暑い日は意識的に味噌汁をおかわりしていました。
いかがでしたでしょうか。
今回の内容が皆様のレベルアップに少しでも役立ちますと嬉しいです。
よくわからなかった方やもっと深堀りして聞きたい方は、是非またレッスンにお越しいただき、コーチへご質問いただけたらと思います。
★ビジター(単発)受講のお知らせ★
当クラブでは、ご希望のクラスに在籍して毎週受講いただくコースの他に、ご希望のクラスのレッスンをビジター(単発)で受講いただけるシステムがございます。最近はビジター受講でのお申込が増えてきており、お忙しい中でも限られた時間で質の高いレッスンを受けたい方には特にお勧めしております。是非フロントまでお問い合わせください。
今後も皆様のテニスに役立つ内容を発信できるよう努めてまいりますので何かリクエストがございましたら是非お申し出ください。
今後ともJ STRUCTを宜しくお願いいたします。
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